セミナー:2024年08月24日 組織間リリース2024オンデマンド⑤ 肩甲上腕:下垂位・伸展位
内容:【2024年08月24日 組織間リリース2024オンデマンド⑤ 肩甲上腕:下垂位・伸展位】セミナー開催報告と受講者の声
肩甲上腕関節の動きと痛みに悩む患者さんは多く、理学療法士やトレーナー、柔道整復師の現場での対応力が求められています。2024年8月24日に開催された「組織間リリース2024オンデマンド⑤ 肩甲上腕:下垂位・伸展位」セミナーでは、特に肩関節の下垂位および伸展位に着目した高度なリリース技術を学びました。今回は、セミナーの概要から受講者の具体的な学びと感想をまとめてお伝えします。
【■ セミナーの主な内容】
このセミナーは肩甲上腕領域における組織間リリース(ISR)の実践的手法にフォーカスし、特に肩の下垂位・伸展位における施術方法を詳細に解説しました。上腕骨頭の変位やそれに伴う筋・神経・滑液包などの癒着・拘縮に対して、多角的なリリースアプローチを学べる内容です。
主なトピックは以下の通りです。
- 上腕骨頭の前方・上方偏位に対応する腕神経叢や肩峰下滑液包のリリース技術
- 大胸筋、肩甲下筋、大腿二頭筋の硬結に対するリリース方法の体系化
- 三角筋筋内腱と腋窩神経の関係を踏まえたリリース手技
- 肩峰下滑液包リリースの具体的なポイント(5mm間隔で4ポイント擦る、肘屈曲位で60-70度伸展目標)
- 鎖骨下静脈枝や烏口上腕靭帯の最新リリースアプローチ
- 臨床で直面しやすい「下垂位・伸展位」での可動域制限や疼痛軽減のための治療計画
【■ セミナーの特長や強み】
この組織間リリースシリーズの最大の価値は、解剖学的根拠に基づいた「触診の特定部位」と「狙うターゲット組織の明確化」にあります。多くの受講者が指摘するように、従来の肩関節治療では漠然としたリリースに終始しがちでしたが、本セミナーでは下垂位および伸展位という臨床で取り残されやすいポジションでの手技を丁寧に解説し、確実に結果を出せる内容になっています。
実践動画を織り交ぜたオンライン受講形式により、何度も繰り返し視聴できる点も好評です。特殊な解剖学的構造や筋・神経の走行を視覚的に理解しやすいだけでなく、指の使い方や力加減、施術の順番までも具体的に示されたため、現場での即効性の高い技術習得が可能になっています。
料金もリーズナブルで、継続的にシリーズを受講することで着実なレベルアップを目指せるため、コストパフォーマンスの高さも大きな魅力と言えます。
【■ 受講者の感想まとめ(10名分)】
受講者1
「下垂位でのリリース方法が非常にわかりやすかったです。多くの患者さんで上腕骨頭が前方や上方に偏位しているため、それに伴う腕神経叢や静脈、肩峰下滑液包へのアプローチをぜひ臨床で試してみたいと思います。」
★★★★★
受講者2
「大胸筋や肩甲下筋、大腿二頭筋のリリース方法はもちろん、三角筋内の筋腱部や腋窩神経へのリリースも学べました。部位を前面・側面・後面に分けてアプローチする重要性が理解でき、施術に対する視野が広がりました。」
★★★★☆
受講者3
「施術の順序や範囲が明確になり、特に肩峰下滑液包のリリースや鎖骨下静脈枝のアプローチが参考になりました。下垂位での治療は確実に行う必要があると強く感じました。」
★★★★★
受講者4
「臼蓋に対して骨頭が前方・内旋に引っ張られると後方の可動性が不足してしまいます。前方拘縮や大胸筋・肩甲下筋の癒着、さらに肩峰下滑液包や棘上筋に対するリリース方法まで丁寧に理解でき、大変勉強になりました。」
★★★★★
受講者5
「解剖学の基礎から指の使い方まで詳細に教わり、外旋制限の原因を体系的に学べて良かったです。何度も動画を見返して理解をより深めたいと思います。」
★★★★★
受講者6
「肩の治療に自信がなかったものの、ISR動画が触診部位とターゲット組織を分かりやすく示してくれました。下垂位での施術を進めて、可動域制限や痛みの軽減に繋げたいと思います。」
★★★★☆
受講者7
「1st外旋制限の改善は難しいと感じていましたが、今回、内旋筋の詳細なリリース方法や伸展可動域改善の目標が明確になり、とても有意義でした。今後の臨床で意識して実践したいです。」
★★★★★
受講者8
「腋窩神経や三角筋を外側から矢状面で確認できたことで、走行のイメージが湧き解剖学の理解が深まりました。臨床に役立てられる貴重な学びとなりました。」
★★★☆☆
受講者9
「例年肩関節治療を学んでいますが、下垂位や伸展位での症状がなかなか改善できず悩んでいました。今回学んだ内容は夜間痛や肩峰下圧上昇による疼痛改善にきっと役立つと期待しています。」
★★★☆☆
受講者10
「肩峰下滑液包リリースのポイントが具体的にわかりました。5mm間隔で4ポイントを擦り、肘を60-70度に屈曲・伸展する方法は新しい概念で非常に参考になりました。鎖骨下静脈や烏口上腕靭帯のリリースも新鮮でした。」
★★★★★
【■ まとめ:現場で即使える実践的技術と解剖学的知識】
本セミナーで学ぶ肩甲上腕の組織間リリースは、単なる表層的なマッサージや運動療法とは異なり、深層の神経・血管・滑液包に対する的確な介入を可能にします。受講者の声からも「明確な治療順序」「解剖学的根拠」「具体的な触診ポイント」「実践的なリリース手技」が非常に好評であることがわかります。
肩関節の難治症例や下垂位・伸展位での可動域制限・疼痛に困っている方には必須の内容です。リーズナブルな受講料で繰り返し視聴し、現場での成果を高められる点も大きな魅力です。
【■ 継続学習のご案内】
肩関節の組織間リリース技術に興味を持たれた方は、ぜひ以下のシリーズ受講をご検討ください。
- ▶組織間リリース(ISR)
-東京・鹿児島で開催(鹿児島は全4回セット申込可能)
https://seminar.realine.org/collections/isr_advance - ▶ウィメンズヘルス理学療法(WHPT)
-東京・京都で全4回開催
https://seminar.realine.org/collections/whpt - ▶クリニカルスポーツ理学療法(CSPT)
-鹿児島で第1回開催(全4回)
https://seminar.realine.org/collections/cspt - ▶産前・産後ケア勉強会
-全国7都市で開催(東京・大阪・京都・鹿児島・福岡・岡山・札幌)
https://seminar.realine.org/collections/pregnancycare
まずはオンデマンドで基礎を固め、実践の場で確実な成果を出しましょう。皆さまのスキルアップを心より応援しています。
■実技セミナーを探す⇓
https://seminar.realine.org/pages/hands-on
■オンラインセミナー(ライブ、オンデマンド)を探す⇓
https://seminar.realine.org/pages/online