【ウィメンズヘルス】姿勢改善の鍵!頸椎・胸椎アラインメント講座-17

【ウィメンズヘルス】姿勢改善の鍵!頸椎・胸椎アラインメント講座-17

ウィメンズヘルスセミナー要約(2025年5月21日開催)

健康体系部の可動性とアラインメント

リアライン・セミナーズはウィメンズヘルスセミナーにおいて、健康体系部の可動性とアラインメントに焦点を当てた講義を実施しました。

具体的には頸椎および胸椎のアラインメントに着目し、姿勢改善のメカニズムについて説明しました。また、産後における身体的変化や、長時間の育児姿勢が姿勢や脊椎のアラインメントに与える影響について詳しく検討しました。

講義の中で、頸椎の最適なアラインメントを保つためには頭部の位置調整が重要であることを解説しました。

特に頭部の前方偏位(フォワードヘッドポスチャー)が肩こりや頭痛、さらには胸郭出口症候群の原因にもなることを指摘しました。

その改善方法として胸骨の挙上、胸椎の伸展可動性の向上を軸としたアプローチを紹介しています。

また、『リアラインコア』を用いた回旋コントロールや呼吸運動を通じて、胸郭の可動域改善や対称的な胸郭構造を獲得するためのトレーニング法が紹介されました。


肩甲骨と頚部の解剖学的構造について

肩甲骨やその周辺(頚部、肩甲帯)の解剖学的理解が姿勢改善に不可欠であるとして、解剖学的構造の概要と課題について解説しました。肩甲骨周囲には重要な神経・血管が密集しており、これらのリリースによって均整なアラインメントが得られることを説明しています。

具体的には、副神経、鎖骨下静脈、大胸筋、小胸筋などの構造物のリリース方法とその意義を示し、肩甲骨の適切な位置および姿勢改善への効果を紹介しました。

また、胸郭出口症候群などの神経圧迫疾患に関連する構造とそのリリース法についても言及し、適切なリリース技術が疼痛緩和や可動域改善につながることを説明しています。

肩こりの要因としての僧帽筋、前鋸筋、広背筋、大円筋などの筋肉群に対するリリース法も提示されました。加えて、頚椎前部に位置する胸鎖乳突筋や食道、総頚動脈といった繊細な組織に関する安全なアプローチ方法を説明し、具体的なリリース技術を示しました。

さらに、肩甲骨の位置が姿勢全体(特に頭頚部の位置)に大きな影響を与えていることを解説し、より効果的な姿勢改善のためには肩甲骨の動きや位置の調整が不可欠であることを指摘しました。

これにより、頚部や肩甲骨の関連部位の構造を適切に調整する手法と、胸郭全体のアラインメントとの関連性に関しての理解を深めることが可能となります。

セミナー全体を通じ、詳細な解剖学的知識と姿勢改善のための実践的アプローチを提供し、参加者が現場での臨床的な洞察力を深めるための重要な知見を得られる内容となっています。


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