リアライン・セミナーズ ウィメンズヘルスセミナー要約
可動性とアラインメント
リアライン・セミナーズは、ウィメンズヘルスセミナー第4回において体幹部、特に頸椎と胸椎の可動性およびアラインメントについて講義しました。
具体的には、上位胸椎の伸展、胸骨の挙上を含む姿勢改善のメカニズムを解説し、頸椎の前方突出姿勢が健康に及ぼす悪影響を指摘しました。
また、産後においてよく生じる体型変化や育児中の姿勢が、肩こりや肩甲骨、頸椎の不良姿勢を引き起こす過程を解説しました。
セミナーでは、姿勢不良の改善には根本原因へのアプローチと日常生活におけるセルフコントロール、特に胸郭と首のアラインメントの連動性を考えたリアライン・コアトレーニングの効果が強調されました。
姿勢の重要性と治療アプローチ
治療におけるポイントとして、姿勢コントロールの重要性を強調し、特に胸郭の対称性と拡張性のトレーニングが推奨されています。
頭部の前傾や胸椎の過剰な後弯を避け、日常動作において胸骨挙上と頭部を後方に引く適切な筋肉の活性化が重要であることが示されました。
セミナー内ではリアラインコアを使用した実践的なテクニックが紹介され、特にこれらを継続的に実践することにより、姿勢改善に効果的であることが実感できました。
肩甲骨と頚部の解剖学的構造
肩甲骨と頚部の解剖学的な知識として、肩甲骨周囲には僧帽筋、前鋸筋、広背筋など多数の筋肉があり、これらの筋肉のバランスが肩甲骨の正しい位置(良好なアラインメント)に重要であることを解説しました。
また、肩甲骨から頚部にかけては、副神経、鎖骨下動脈・静脈、総頚動脈、大胸筋、小胸筋などの重要な神経や血管、筋構造が存在し、これらが不適切な姿勢や筋の過緊張、癒着により悪影響を受け、様々な症状を引き起こす可能性を示しました。
症状改善に向けたリリース技術
セミナーではこれらの解剖学的構造を正常化するための具体的なリリーステクニックが示され、副神経や鎖骨下静脈、大胸筋、小胸筋などへの適切なアプローチ方法が紹介されました。
特に胸郭出口症候群など、神経と血管が圧迫される症状を改善するための技術について詳しく解説を行い、肩こりや関連する症状を根本から軽減するための方法が示されました。
同時に、肩甲骨周囲の僧帽筋、前鋸筋、広背筋や大円筋のリリースを適切に行うことで、姿勢改善への大きな効果が期待できることも解説しました。
セミナーを通じて参加者は、これらの解剖学的知識と高度な施術テクニックを体系的に学び、技術を即座に臨床や日常生活に応用できる実践的な内容を学びました。
今後もリアライン・セミナーズは、こうしたウィメンズヘルスにおける高度な施術技術や解剖学的知識の普及や啓発活動を続けてまいります。
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